生きている。

息している。

悲しんでいる。

……どうしてだろう。

自分の感情を説明しようとすると途端に前が曇る。

どうして悲しんでいるのだろう。

何が哀しいのだろう。

どうして 生きているのだろう、と

生きている価値など無いと言えば
そんなことないよといってくれる人がいる。
嬉しかったからしばらく言わなかった。
言ってなかった。
言わなくたって大丈夫だって思えてた。
少しだけマトモになって
少しだけ笑えるようになったのだろうと。

ただ あのひとに いってほしかったのは あんなことばじゃなくて
むしろ わたしは あのひとに しってほしくもなかった。

知らなくてよかったのだ。

知らなくてよかったのだ。

知らせる必要など何処にも無かったのだ。

後悔は後からするから後悔なのだ。
何も無い
何も無い
何も無い
何も無い
全部奪われた
這いつくばってきた
全部お前が悪いんだ

そう思ってきた全てが
覆る
今を構成する全てが
崩れていく

嗚呼御免なさい
生まれてきてしまって
貴方の腹から出てきてしまって

いっそおろしてくれたのならば
あなたはくるしまなくてすみましたか。
そんななきそうなかおをしなかったのですか。

違うんだ
そんな顔するなんて思ってなかった。
ずっと苦しくて哀しくてそれがあなたのせいだとおもっていきてきた。
たったひとこと、あのひ、いったことば。
どうしてそんな哀しそうな顔をするんですか。
どうしてそんな苦しそうな顔をするんですか。
どうしてそんな泣きそうな顔をするのですか。

泣きたいのは、こっちの方なのに。
苦しいのは、こっちの方なのに。
哀しいのは、こっちの方なのに。
どうしてと、聞いても、答えは無い。
この感情がミリ単位で計り取れて
「何をどう感じているからこんなにこうなのだ」と
説明できてしまえばいっそ楽かしら。
無機物に憧れる。
苦しまなくていいのだろう。

……ごめんなさい
2006年01月16日(月)

AGO。 / 走馬真人

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