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どうにも不安定気味、の、走馬です。こんばんわ。 ちょっとグラグラ揺れすぎて自分でも不味いなァと思う今日この頃です。 でもきっとホントは平気なんだろうなーと。 平気な癖に平気じゃないフリをしてるだけなんだろーなーと まだ、思えるから、きっと平気なんだろうと、思います。
突発小話を下に。 ブログの畳む機能が酷く魅力的なんで、そのうちブログに移転するかもです。 あの畳む機能はホンット素敵なんだ……!
「寒いんだよ」 あはは、とフュンフは言う。 「ずっと寒くて寒くて仕方が無いんだよねぇ、腕がさ、変わっちゃった日からずーっと」 白い天井を眺めながら、笑い混じりに。 「寒くて寒くて、でも、ちょっとだけマシになる気がしたんだよねぇ」 脇に座る、自分の恋人は見ずに。 「だからって……」 涙交じりの声で、隣に座るアハトは呟く。 「だからって、致死量の薬を……」 嗚咽交じりのその声に、フュンフは決まり悪そうに視線をそちらに向ける。 茶色の双眸を涙で潤ませた、愛しい人。 機械化された掌を握ったまま、そこに額を押し付けて。 「……ゴメンネ、アハトちゃん」 「謝って済む問題じゃありませんッ……」 さぁどうしたものか、とフュンフは考える。 泣かれるとは、思ってもみなかった。 ただ寒くて、どうしようもなくて――それから逃れたかっただけなのに。 ――まさか泣かせるなんて、思ってもみなかった。
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2008年05月18日(日)
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