あたしという生物は
実は凄く単純で
ひとつのことですぐ一杯になってしまうんだと
そう思うのです

だから
神様といるときは神様のことしか考えられなくて
小説を書いてるときは小説のことしか考えられない
そう考えたら
酷く可笑しくて笑えました


あたしには
神様以外にも大切なものがあって
今は
どちらかを選べと言われたら
少し迷うんだろう
それを、長いこと
そう永いこと
忘れていた気がする

神様と同じくらい大切な人がいて
それでも神様が第一位だったのは
救われたかったからなんだろう
ずっと
ずっと
今、も


神様
あたしといて幸せでしたか?
あたしは貴方といて幸せでした
幾ら貴方の言葉があたしに傷を付けても
幾ら貴方の行為があたしを不安にさせても
幸せ、でしたよ

あたしはあたしの十全を受け入れてくれる人を待ってる
そんな人いないと知りながら

少し前に
「一つでも嫌いなところがあったら好きになれない」
という言葉に
泣きそうになった

それでも
その時は
嫌いな部分を無くそうとしたけど

今はもうどうでもいい
嫌うなら嫌えばいい
それが貴方の選択なら
あたしはただ受け入れよう


またこの場所に戻ってきた
暗い暗い底の無い場所
でももういいんだ
翼は溶け落ちた
抵抗する必要なんて無い
それが世界の選択なら
あたしはそれを享受しよう

もう
射し込む光を
眺めているだけでいい
2008年11月11日(火)

AGO。 / 走馬真人

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