僕の頭には穴が一つ 冷たい風が吹き抜ける

多分私の頭蓋には穴が空いていて
そこから色んなものが零れ落ちていったんだ

余計なものばかりが詰まって
肝心なものが出てこないのは
何処の童話だったかしら?

後悔と
妄執と
理想と

考えるのをやめたんです
考えたら息が出来ないから
そしたら楽になりました

ソウママコトは考えていなければいけない
ソウママコトはソウママコトでなければならない
ソウママコトは
ソウママコトは
ソウママコトは。

考えることを放棄した。

ただ息をして
日々を流れる
ヒトガタ。

まだけじめ会にいてもいいのかな
まだ此処にいてもいいのかな
ぼんやりそんなことが浮かんでくるけど
何もなかったフリをする
何も考えてないフリをする

121℃で20分とか
StaphylococcusとかEnterococcusとかEscherichiaとか
そんなものより
もっともっと
大切なものが
あったはず、なのになぁ。

なんか、管しかまけない自分が嫌になる
それすら無視できる自分を殺したい
戻りたい
走馬真人でありたいのに

後期が終わって
穴のあいた頭蓋の中には
どれだけ
「走馬真人」が
残っているんだろう
2008年11月18日(火)

AGO。 / 走馬真人

My追加