気ままな日記
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平井堅の『大きな古時計』 小学校の音楽の時間に習った歌だ。
わたしが生まれたときに始まる、膨大な数の家族の写真。 名前も知らない親戚が写った白黒写真。 「そのうち」なにかに使うこともあろうかと、押入れに眠ったままのたくさんの布の切れ端。 もう着られなくなったのにグズグズといつまでも捨てきれない、20歳代の頃の、お気に入りのワンピース。 取っ手に牛の鼻輪のようなものが付いていて、地震がくるたびにカチャカチャと音をたてる、祖母の家から持ってきた古ダンス。 工場勤めだった父のネ−ムが刺繍された作業着と帽子。 プレゼントなんて肌に合わないと言っていたのに、どうしたきまぐれからか手渡された、元夫からの旅行みやげ。 七五三の時に1度着たきりの、胸に熊の模様が付いたファミリアのスーツ。 母親におみやげなんて照れ臭くってといった感じで、遠慮がちに買ってきた日光修学旅行のおみやげ・・・
安心感と同時に不自由さをもたらし 確かにそこに居たという記憶を呼び覚ますもの 血縁(家族)の持つしがらみの、そのいとおしさとうっとうしさを感じさせる歌―
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