気ままな日記
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2003年10月29日(水) 宿題

息子が学校から持ち帰った、「幼い頃について」というテーマの宿題。
自分の乳幼児の頃のことを、親から聞きとり調査して記入してくるというものだ。出生時の身長体重にはじまって、好きな食べ物、嫌いな食べ物、よく遊んだおもちゃなどなど。思い出の1枚の写真を貼るところまである。
ベビーダイアリーなんぞを引っ張り出して話す。
名前の由来の次に、「名前をつけた人」という欄。ここで、はたと困ってしまった。
彼の名付け親は息子の父親なのである。
2歳の頃に別れて以来、父親のことについては、どこのなにがしということさえ、彼には話してこなかった。話す機会を逸したまま、タイミングをつかめず現在に至っているのだ。
彼としても、きっとずっとずっと聞きたくて、でも聞いてはいけないんじゃないかと思って何も聞かずに今まできたことがらであろう。
面倒くさいけど宿題だから仕方ないや、という風を装いつつも、今回、何か父親の手がかりになるような話は出てこないかと思っていただろうか。
結局その欄には、「家族のみんな」と書くように言っってしまった。
ひとごとみたいだけど、こういうささいなごまかしの積み重ねで、親に対する不信感、うさんくささや「家で口にしてはいけないこと」が、子供の心の中に密かにできあがっていくのだろう。
いっそのこと、「家族のみんな??何それ、一体誰なんだよ」そう言ってくれればよかったのか。
そしたらそれをきっかけに話せただろうか?


 


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