気ままな日記
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2004年03月29日(月) 外の空気を吸う

桜が満開と聞いて、公園まで花見に出かける。
道の両側に植えられた桜の木から低くせり出した枝が幾重にも重なって、目の前がうすももいろに覆われた感じ。その下をひとひとひとひとひとの列がぞろぞろと進み、お正月の初詣のような賑わいである。
ふと見ると、池の脇、大きな桜の木のふもとに、巨大な青いシートを敷いて、場所とりをしているスーツ姿の若者が数人。ある人は本を読みつつ、ある人はヤケクソのように牛の串焼きをかぶりつき、ある人はボーッとしつつ……。
シートが風でめくれないように、大き目のオフィス用かばんを重石にしたり、自らが重しになるように座っていたりする。
4月に入社することが確定している新入社員らしい。話しには聞いたことがあるけれど、いまだに場所取りなんてものをやらせるのね、初めて実物を見た。
夜になって他の社員がやってきたら、きっと今度はお酌やら余興やらのお役目が待っているのだろう。
花見客の格好の見世物のようになって、居心地悪そうに正座している彼らを見つつ、しみじみとそう思ったことだった。


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