気ままな日記
DiaryINDEXpastwill


2005年07月15日(金) 求む・極細胃カメラ

 先日血液検査をしたら、貧血が見つかったので、念のため胃カメラを飲むことになった。X線検査(あのマックシェイク状バリウムを飲み干すあれ)では見落としが多く2度手間なので、最近は最初から胃カメラ検査を行う方法が主流との説明を受けた。
 私が胃カメラを飲むのは今回で3度目。人体の生体反応に反しているとしか思えない拷問のようなあの検査のつらさが脳裏に蘇り、思わずいや〜な顔をしたら、医師曰く、「まあ、あんなもん慣れですよ」とこともなげ。
「んじゃ、あなた、慣れるほど飲んだんかい!」とつっこみをいれたくなったが、これを機会に大きな病気が発見されるかもしれないので、渋々飲むことになったのである。
 さて当日―。先端から怪しげな光を放ち、口から入れるものとはとても思えないような、いかにも「器具です」といった姿の黒い管が、舌にはばまれようが、ノドに抵抗されようが、ぐいぐいと体の奥にこじ入れられていく。
 他のベッドでも同じ検査が行われているのだが、みんな失神したかのようにシーンと静か。なぜかわたしのベッドだけが、「もう少しですからね!」「ああ、そこで唾を飲み込まないで!」という介助の方や内視鏡医の声、それと、わたしのゲホゲホゲホゲホ咳き込む声で大賑わい。
 もう少し年をとって嚥下反応が鈍れば、この検査も多少は楽に感じられるようになるだろうか。


TOMATO |HomePage

My追加