気ままな日記
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2005年07月25日(月) 「オレオレ」はもう古いんだけど……

 自宅に電話があった。出たのは母親。受話器の向こうからは、はきはきとした声で「オレ、オレ」。聞き慣れぬ男の声に、すぐさま、ついに我が家にもオレオレ詐欺の手が伸びたと判断した母は、「オレオレ詐欺なんかにはひっかかりませんよ!」と叫んで電話をガチャンときった。
その後すぐまた架かってきたので、今度は、父が「よーし、わしが出てやる」と勇んで受話器をとると、「○○ △△男」だけど、と憮然としてフルネームを名乗る孫の声が……。「なんだ、おまえか」
 こちらからかけた携帯電話には出ず、家に居る時はほとんど口を開かず、たまの返事もボソボソボソとつぶやくばかりのわが息子。あんなにはっきりとした声で、しかも彼自らが電話を架けてくるなどと、誰も想像だにしていなかったのだった。

 「オレオレ」と名乗る詐欺は、もはや古いバージョン。最近は登場自分が複数出てくる演劇型が主流とか。
 詐欺師と間違えられた彼は、今後なんと名乗って電話をかけてくるだろう。


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