気ままな日記
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2005年11月18日(金) 朝・寄り道・ラジオ体操

 出勤途中に通る商店街。朝のこの時間、開店しているのは、お弁当屋さんと、ドトールコーヒー。
 すでに高く昇った太陽にじりじりと焦がされながらコーヒー店の前を通ると、氷を浮かべたアイスコーヒーの写真に吸い寄せられそうだっが、コートを着込み前かがみになりながら足早に歩く今の季節となっては、泡がカップからちょっと盛り上がるほどになったあったかそうなカフェオレの姿に、思わず、
「1時間ほど、ここで休んでいきたい」という誘惑にかられる。
 もっとも、1時間早起きしてそういった時間をつくるくらいなら、その分、あったかい布団にくるまって寝ているほうがいいのだけど。

 小学生の頃、夏休みになると毎朝、ラジオ体操に通った。広い公園などなかったので、アパートの裏手にある駐車場―。
 「あたーらしい朝がきた。希望の朝ーだ♪」というあの歌詞。今思い返すと、照れ臭くなるほどポジティブな歌詞だが、当時は大して希望が沸き立つ思いがするでもなく、ただ漫然と聞き流していたように思う。
 体操が終わると、首からさげたカードにスタンプを押してもらえたのだったが、それにしても、「夏休みだっていうのに、なんでこんなに早く起きて、せっせと体操なんかしなくてはいけないんだろう」と一度も思わなかったのが今となってはとても不思議である。


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