気ままな日記
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先日、「姥捨て山」の話を知人とした。 「うちの母親は、山に捨てた瞬間にわたしよりも早く山のふもとに駆け下りてると思うわ」とわたしが言ったら、彼曰く、「わはは!オレんとこもそうだなあ」とおなかを抱えて笑った。 そんな彼の目下のお気に入り?のTV番組は、日曜日の午後6時半から放映している『グレートマザー物語』。曰く、「すご〜く気持ち悪い番組だよ。でもついビデオに撮って見ちゃうんだ」。 この時間帯はなにかと気ぜわしくつい見忘れるのだが、6日の日曜日は、6時40分頃に思い出したのでわたしも初めて見てみた。 その日はウインブルドンで活躍された松岡修造さんのお話。高校のときに、プロのテニスプレーヤーを目指して親元を離れ、そしてプロになってからというもの、世界津々浦々、お母様と二人三脚で遠征されたとのこと。食事もいつも一緒、会話もはずむんだとか……。 思春期特有の無口さと不機嫌さで、会話どころか必要事項の伝達さえ、不自由しているわたしたち親子からすると考えられない親密な母と息子である。 成人すればこういう関係になるものなのか―? この番組は、有名人を育てた偉大な母をテーマに扱う番組らしく、先の知人はそういう影響力の強い、母息子密着型の親子関係を、「気持ち悪い」と言ったのだろうか。 明日、彼と会う。是非聞いてみよう。
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