気ままな日記
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と、気分が変わるというのは本当である。 年の瀬らしく、窓拭き、サッシの桟みがき、廃屋のごとき破れかぶれになった障子貼りを終えたところ、そうとうくたびれ果てているものの気分は良い。 最初は、どれもこれも、気分を盛り上げるには余りにも、面倒この上ない作業に思えた。 日差しを背中に浴びてせっせと窓をみがく、古く黄ばんだ障子紙をバリバリに破いて、その上からするすると巻紙のごとく真っ新な紙を貼り付けていく。 雑巾の並縫いもまっすぐにできないほどぶきっちょで大雑把な私、仕上がりはどうなることかと思ったがなかなかどうして、一応それらしく貼れているではないの。部屋の中も明るくなったような気がする。思わず、障子貼りの名人!と自画自賛。 そういうわけで、成果をはっきりと感じられる作業は、たとえ気乗りがしなくても、やってみれば気持ちが盛り上がるものである。 いい気分のまま終わらせるコツは、あれもこれもと手を出さず、余力を残して終了させることであるのは言うまでもない。
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