気ままな日記
DiaryINDEXpastwill


2006年09月17日(日) 自己顕示欲

 今朝、駅の自動改札口で、いきなり閉まった扉を強行突破しようとしているおじさんがいた。
機械の不具合か、それとも差し込んだ切符が不正だったのか。憮然とした面持ちで、あのぺらぺらの扉を壊れんばかりに蹴り上げていた。
 わたしはその場をそそくさと通り過ぎてしまったので、そのあと彼はどうしたのか、わからない。駅員さんともめただろうか。
 酔っ払いが大声で喚いているのも怖いが、しらふだが、無言で、フツフツと憤りの雰囲気を発散させている人はもっと怖い。
 わたしの欠点は、自己顕示欲が強過ぎることだ。行き過ぎるとそうとう鼻に付く。これみよがしに力を見せ付けようとする人を見ると琴線に触れるのは、もしかして自分のいやな部分を見るような気がするからだろうか。

 さて昨日は、出版や本づくりのための講座を聴きに出かけた。
本離れと言われて久しいが、読む人は減っているものの、書く人は増えているのだそうだ。
 そういえば昔、山口百恵さんが「蒼い時」という本を出版した当時は、まだタレント本自体が珍しく、話題になったけれど、最近は猫も杓子も活字やオンライン上で、物申す時代。中身よりもまずは知名度。その分、書店での回転も早いようである。
 「わたしが、わたしが」と自分を誇示したい願望も、表現する方法を選べば、それなりにしっくりとおさまるのかもしれない。


TOMATO |HomePage

My追加