気ままな日記
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2006年11月17日(金) 東京サ、出ただ

 不思議なもので、胃カメラの予約をとったとたん、少し胃腸の具合が良くなったようである。しかし、あの検査は、何度やっても慣れない。そういえば、去年検査したときのことだ。年をとると嚥下反応が鈍るのか、いっしょに検査室にはいったお年よりたちのベッドからは、ゲホ、ともゴホ、とも苦しそうな声ひとつ聞こえてこなかったっけ。
 考えただけでも胃の痛い話である。

 さて、所用があって、先日新宿に出かけた。折りしも通勤時間帯。ホームの上にも階段にも、電車の中にも、人・人・人。
「人波が押し寄せる」とは、よく言ったものだ。普段、畑ばかり見ているせいか、目が回りそうな光景である。
 東京の地下鉄表示は、わかりやすいが、別の路線に乗り換えようとすると、ひとつの駅とは思えないほど、延々と歩かされることもザラ。かと思うと、銀座線と丸の内線といった違う名称の路線が、同じホームの両脇から発着することを知って、びっくりさせられる。
 それは、わたしにとっては、JRと京浜急行が、同じホームから出るのと同じくらい奇妙なことなのだ。
 通勤経路だと、足が勝手に目的地に向かって都合よく進むのだが、初めての場所だとそうはいかない。せっかくここまで来たのだから、あっちこっち寄り道して帰ろうなどという元気もわかず、田舎モンのわたしは、用事を終えると、さっさと見慣れた町目指して戻ってきて、ホッとしたのだった。
 慣れ、というのは、なにごとにおいても大事な要素である。


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