気ままな日記
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先日、職場の研修の一環として、「国際人権集会」に参加した。 心身に障害をもった当事者の方の話の中で、興味深く感じたのは、「この子を遺して親は死ねない、とわたしたちの親は心配してくれるけれど、子供の立場であるわたしたちからすると、この親たちをどうしたらいいのか、そのことの方が心配だ」という話だ。 確かに、自分が障害を抱えた状態で生活していくだけでも大変なのに、年をとり身動きのできなくなっていくお年寄りをどう介護していくか、という問題は、障害のあるなしにかかわらず、共通で切実な課題である。
もうひとつ、これは聴覚障害をもたれた方の話。 4月から施行された障害者自立支援法によって、受益者負担になり、手話通訳をつけるのにも、費用がかかるようになった。しかし、手話通訳というのは、健常者も含め、コミュニケーションの手段。手話ができる彼らの方にのみ、金銭的な負担を強いられるのはおかしい。手話の出来ない大多数の健常者のほうにも、応分な負担があっていいのではないだろうか、という話。 言われてみれば、本当にそうである。
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