朝、自分の咳で目が覚めた。
かなり激しい咳だ。
昨日の夜と違ってダルい。
暑いのに寒い。
どうやら風邪をひいたようだ。
まだ我が家には薬がない。
アイスノンも氷さえもない。
買ってきてもらおうにも、ちえちえが「気持ち悪くて眠れない」と
メールしたにも関わらず4:00に帰ってきたそうは
まだ夢の中だ。
熱を測ったら37.8℃だった。
とりあえず、布団をかぶって扇風機をまわして
再び眠りについた。
11:00にそうが起きた。
つらくて苦しいと言って、薬と桃を買ってきてもらった。
その間に熱を測ったら、36.4℃になっていた。
寝汗をかいたおかげだろう。
そうが帰ってきた。
一番高い桃を買ってきた、と誇らし気に言う。
それにムカつく。
風邪で食欲がなく、ただ薬を飲むためだけに食べる桃。
口の中がバカになってるし、味なんかわかりゃしない。
そんな桃に金かけないでくれ。
薬を飲んでまた寝た。
薬のせいか、桃のせいか、起きたら熱は下がっていた。
でもそんなこと言わない。
言わないから、そうはよーの
「4時から市で卵買ってきて欲しい…」
「ユニクロでキッズのショートパンツ買って来て欲しい…」
「スカパーの本買ってきて欲しい…」
という願いを全部叶えてくれた。
ちえちえがその間ネットで遊んでるのも知らないで。
ごめんな、そう。
ありがとう。
でもきっとそう母のカニ缶が原因だから、
母の不始末を息子が責任取ったと思えば当然だよな。