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1967年7月26日、 女優サンドラ・ブロックが生まれました。
失踪 The Vanishing 1993年アメリカ ジョルジュ・シュルイツァー監督
監督のシュルイツァーが本国オランダで1988年に撮った 「消失 ザ・バニシング」のセルフリメイクだそうですが、 私はオリジナルの方はまだ見ておりません。
3年前、デートの途中、スタンドで給油している間に 姿を消してしまった恋人ダイアン(サンドラ・ブロック)。 その彼女を必死で探し、その疲労のために生気が抜けていた ジェフ(キーファー・サザーランド)は、 ふと入ったダイナーで、 ウェイトレスのリタ(ナンシー・トラヴィス)に出会います。 彼女は高校の同級生でしたが、 疲れ切った彼の身の上を聞いて同情しているうちに、 ジェフと愛し合うようになります。
が、ジェフは、 ダイアン探しを諦めたわけではありませんでした。 最初こそ理解を示すものの、 だんだんとジェフの煮え切らなさに腹を立て始めたリタは、 彼がダイアンを忘れられないのなら 別れた方がいいと考えるようになります。 ジェフのダイアン捜索は、愛ゆえというよりも、 一体何がどうしてどうなった?と、 3年前に消えた謎を探りたいという気持ちに 変わっていたため、 ジェフもまた、これが潮時かもと ダイアン捜索を取り止める決意をしますが、 そんなとき、彼女の失踪に深くかかわった 人物(ジェフ・ブリッジズ)からの働きかけがあり……
てな感じのストーリーですので、 サンドラの出番は決して多くありません。 とはいえ、 重要な役どころであることは間違いありませんし、 “失踪”までの短い間、 あの豊かで魅力的な表情をたくさん見せてくれました。 実は、彼女がなぜ姿を消してしまったかは、 映画をごらんになるとすぐにわかるのですが、 (というか、上記の2つのパラグラムだけでも 大体の見当はつくかと思いますが) 一応、その点も伏せさせていただきましょう。
ジェフは終盤、ダイアン失踪の謎を解くために、 ダイアンの身に降りかかったことの追体験を迫られます。 この辺の描写は、体長が悪いときにごらんになると、 ちょっと気持ち悪いかもしれませんが、 体感できるサスペンスということで、お勧めです。
また、夏の休暇に車で旅行に出られる方は、 高速のS.A.や「道の駅」で お連れさんと別行動をとっている間、 もしも彼女(彼)がこんな目に遭っていたら?などと妄想すると、 その不安な気持ちが、旅のスパイスになるかもしれません。 (そんなスパイス、要らんわい)
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