113 英語の日本語読み |
俺は宇多田ヒカルの公式ホームページをたまにのぞいている。彼女のメッセージが定期的に更新されていて(たまにものすごく間があくけど、忙しいんだろう)、そのメッセージはときに彼女なりの理論があり、とてもおもしろい。そこで最近の話題が、英語を日本語読みしたときの間違いについてだった。
今、日本の松井選手が活躍するアメリカメジャーリーグの「ヤンキース」。これが「ス」はおかしいだろう!って話。正確には「ヤンキーズ」じゃないの?っていうね。
これにはすごく共感できるんだ。いや、別にヤンキースについて思っていたわけじゃないんだけど、例えば俺の場合で言うと、サッカー選手の名前ね。ヨーロッパのサッカー選手の名前をカタカナ読みしたとき、いろいろな読み方があって、雑誌によって書き方が違ったりする。単純にローマ字読みしただけではおかしいから、やはり聞こえてくる言葉を文字にしてみると、みんな聞こえ方が違う。このことに対する議論に結論があるわけじゃないと思うんだ。もともと言葉が違うものを、さらに文字におこしたところで、同じように伝わるはずもないよね。
こーゆーのっていろいろなところで言えることで、もっと根本的なものなんだよね。例えば、犬の鳴き声が日本では「ワンワン!」なのに、英語では「バウバウ!」とかね。あと、外国の曲のタイトルを、変な日本語にしてつけたりね。(でもこれは別問題か?)
言葉の違う国の文化を、言葉で伝えることは難しいってこと。できる限り向こうの言葉で伝えるか、それとも日本人に伝わりやすい形で伝えるか。俺はできれば前者がいいなぁ。
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2003年10月30日(木)
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