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125 市町村合併と地域自治組織

なんてお堅いタイトルでしょう。。。今回はちょっとお堅い内容で、社会面に触れてみましょう。
最近うちらの身近で、市同士が合併している。「西東京市」とか「さいたま市」とか。政府は地方自治制度のあり方について考え直すもので、合併することによって市町村の規模と能力を高めるため、小規模町村を減らすのが目的だ。ちょっと悪い言い方しちゃうと、過疎化が進んだり、全体的に日本の人口が減ることから、小規模な地方に自治を任せることに対する不安によるものと考えられる。
そこで、どこに小規模町村の境界線を引くかという問題で、政府は具体的な数字を出した。「1万人未満の人口」だ。現在、全市町村の半数以上にあたる1723市町村が合併準備をする法廷協議会に参加している。でもこれがそうとう交渉が難航しているらしく、なんで難航しているのかっていったら、新市の名前や、役所の位置を巡って、だそうだ。なんでそんなことで交渉が難航しちゃうんだよ。そんなのが理由で破談になるケースが、最近1年間で91件もあるんだって。そんだけ頑張って交渉した挙句にできる名前がダサいんだもんね。あれはどうにかしたい。
あと、やっぱり市町村と政府とのサルカニ合戦(?あれなんか違う?)は続いているらしい。地方に自治を任せられないなんて、分権社会はどこにいったんだ?と。各地域ごとに文化はあるし、メリットがあればデメリットもある。自主的な合併を促しているとはいっても、最後に判を押す寸前まで押し捲って、自主的もへったくれもない気がする。。地方分権とは名ばかりになってしまうんだろうか?今のところ合併に従わなかったとしても強制力はないけど、2005年3月に今の合併特例法が失効となると、それ以降支援を打ち切るという。これで自主的とは、ねぇ。。
ただ政府側も、合併後も地方自治組織を創設するという新しい試みを示していて、この点においては地方に歩み寄る姿勢と見ることができるのかもしれない。これにもまだまだ裏というか、問題はあるんだけど。
各新聞社の意見の違いがおもしろい。朝日はこの制度を批判していて、ものすごい毒舌っぷりがうける。逆に読売は前向きな姿勢で、むしろ賛成ととれるような意見をもっている。毎日と産経は中立的で、これからの動きに注目、って感じだ。
なかなかこの問題はおもしろい。
2003年12月02日(火)

VOICE / マッキー

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