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150 演劇鑑賞

初めて演劇というものを見た。高校時代のクラスメートが劇団に入って頑張っているんだ。
友達と二人で観に行ったんだけど、会場は満席で、立ち見すらいたくらいだった。初めて観る舞台に、こっちまでドキドキしていた。
舞台を観て一番感じたことは、観ているこっちにもすごい緊張感が生まれるということ。例えば映画であれば、それはワンシーンごとに撮影をして、それを編集しているものだし、そのワンシーンごとにもNGを繰り返して撮られるものだ。それに引き換え舞台というのは、リアルタイムで一つのストーリーを演じきる上に、生であるからNGが許されない。そう考えると、役者がもつ緊張感が、こっちにも伝わってくるんだ。
また、とてもパワフルだと思った。声がとおらなきゃならない。会場に来ているお客さん全員にはっきりとセリフが伝わらなきゃいけないわけだから、はっきりとしゃべる。それがたとえ悲しくて、小声になってしまいそうなシーンでも、声をしっかりと通した上で、その雰囲気を伝えなきゃならないんだもの。すごいことだよ。
俺が今回観に行った公演は、テンポのよさが目立った観やすいものだった。笑いあり、感動あり☆役者の演技を見ていたわけだけど、そこに演出家としての力も感じた。全体を通しての展開のスムーズさや、交差するときの流れの表現や、クライマックスシーンでの演出力も目をひいた。たった一つの舞台で演じられるわけだから、そこでクライマックスの盛り上がりをみせるには、音楽や視覚効果や小道具を駆使するわけだ。そういう点で、しっかりと観客の気持ちを盛り上げてくれていた。
プロの役者はすごい。セリフを多少かんでしまう場面があって、こっちがドキっとするときがあるけど、そこでも役者さんはあわてずに乗り切る。それって役者さんにとっては当たり前のことなのかもしれないけど、すごいと思う。映画やドラマなどと違って、舞台っていうのはメンタル面の重要性が、より大きいんだろうと感じた。
舞台で他の役者さんと遜色なく演じている友達をみて、なんか感動してしまった。あの頃のあいつが、今こうして頑張ってるんだ〜って。なんか猛烈にうれしかったよ。これからも彼の活躍を期待している。
2004年02月15日(日)

VOICE / マッキー

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