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165 自衛隊撤退賛否

イラク邦人人質事件が起こり、犯人の要求で「自衛隊撤退」が求められている中、日本国内では当然のように賛否両論分かれている。俺個人の意見としては、撤退すべきだと思う。
まず第一に、派遣すべきでなかったと思っているからだ。でもそれは今いっても始まらない。

自衛隊撤退に反対している人の意見の多くが、「テロに屈してはならない」「国際社会の一員として、日本だけが撤退するわけにはいかない」というものだ。
「テロに屈してはならない」という意見は、今回の犯人の要求を受けて自衛隊を撤退することが、テロに屈したことになるという考えによるものなわけだけど、その考え方を変えたらどうかと思う。今現在は人質状態にあるわけだけど、もしこれからその人質の方々が殺されてしまうような事態になったときに、政府はどういった対応をするんだろうか。アメリカは実際に3月31日に残虐な殺され方をしたことに対して、ファルーシャに空爆するという対応をした。これはいくらなんでもやりすぎだと思う。600人もの民間人を殺して、報復行為を正義というのなら、日本はいつまでアメリカについていくのか疑問だ。テロに屈してはならない、だからまた人質をとられて自衛隊撤退を要求されても受けない、またされても、屈しない、屈しない、屈しない・・・。気がついたときには取り返しのいかないところまでいっちゃうんじゃないのかな。

「国際社会の一員として、日本だけが撤退するわけにはいかない」という意見について。俺は自衛隊が撤退したからといって、それでイラク復興支援から手をひくことにはならないと思う。なると思う政府は、アメリカの体面上なる、ということだ。国際社会の一員として、ではなくて、アメリカの体面上、という意味で、日本だけが軍隊を撤退するわけにはいかないってことでしょ。自衛隊を撤退させて、前にもスペイン・ショックのところでいったと思うけど、もっと実務的な軍隊じゃない組織なりグループなりを派遣すればいい。軍隊を派遣するから、拉致されたことは間違いない。

9・11のテロに対して、罪もない人々を巻き込んだ惨劇としてアメリカは怒っていた。けどイラク国民、ファルーシャの人間からしてみて、何が違うんだろう。幼い子供が殺されて、家族が殺されて、悲しいよ。
アメリカについていく理由は、国際社会での立場を保つことと、油か。
2004年04月13日(火)

VOICE / マッキー

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