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191 素敵なもの

槇原敬之の最新シングル「僕が一番欲しかったもの」の詞がいい!
内容は、自分がとても素敵なものを拾って喜んでいるんだけど、隣にはもっとそれを必要としている人がいて、惜しい気もするんだけど、僕はそれをその人にあげるんだ。その人はありがとうといって、嬉しそうに笑う。いずれもっと素敵なものが見つかると思っている僕なんだけど、そんな風にしてまた拾った素敵なものを、またあげてしまう。そんなことを繰り返していたら、結局何も見つけられないままここまできてしまったんだ。僕は振り返ると、僕があげたもので喜ぶ笑顔が見れた。それを見た時の気持ちが、僕が欲しかったものだったんだって。
この詞はかなりシンプルなもので、とくに難しいことも言ってはない。でもこの詞で言っていることはとても意味が深いと思う。
なかなかこういう風に思えないのが人間なのかな〜って、ね。どうしても何かあげると見返りを求めてしまったり、自分に形として何かが残っていないと、自分には何もないように思えたり。
でも、この詞にあるように、自分が素敵と思うものを、より必要だと思う人にあげたときに、「ありがとう」という気持ちの入った言葉と笑顔に大きな価値が感じられるのなら、それはとても心が豊かなんだと思う。その結果自分の手元に何も残らなくても。
ここで言う「素敵なもの」っていろんなものが当てはまると思う。もちろん「物」であったり、もしくは「労働力」であったり、「時間」であったり、「お金」かもしれない。
自分にとって大切と思える「素敵なもの」と天秤にかけて負けないくらい、人々の笑顔やありがとうの言葉が素敵と思える心の豊かさがほしいね。
別に偽善的なことを言うつもりはないけど、こういうことを思う気持ちってとても大切だと思うんだ。たまにはこういうのもいいでしょ。槇原敬之の詞はいいよ♪
2004年10月13日(水)

VOICE / マッキー

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