| 2009年05月28日(木) |
小鬼がでたよ。小鬼がでたよ。小鬼がころころ踊ってるよ。 |


未だに作品の感想メールをもらうと「これ好きなんです」と名前のあがる 『森のモモのいいかんじ』のモデルをしてくれたもずくさんが出てる映像が 映画サイトで紹介されてたので観てみると 何やらとても面白そうなことしてる。
実写+CG合成によるあんなことやこんなこと。
面白いなぁー。いいなぁー。
こういう風に完成した絵の魅力に惹かれる度、 やっぱり僕は、ドキュメントや何気ない日常をリアルに撮るような 注目力のするどい写真家さんにはなれない気がする。
今、依頼されて企画してる作品の一つに 「どんな風に撮っても何でもいいです」というモノがあって ちょこちょこと準備してるのですがね、
「何でもいいなら写真とかの枠にこだわらずにやりたいな」と思って 『森のモモ〜』以上に合成やCGを多様するアイデアを練っているのですが
ただでさえ、いつもの撮影時に モデルさんが今自分がどんな状況か(完成図が)分からない。ということが多いのに もはやクロマキー(合成用の緑の布)撮影状態になりそうで これが写真なのか何なのか形式はぐにゃぐにゃです。
ただやっぱり僕は、 頭の中にある絵を具象化するのが 自分にとっての写真なのかもしれないなぁ。と思うばかり。
合成や加工は、中途半端なレベルだと ただ単に下手な写真をごまかしてるだけになるから 意外とシビアなのだけど
撮る前から頭の中で最終形態を想像して 出来た絵を崩してプラモデルのようにパーツを分けて そのパーツ、パーツを作る作業になるので ある意味、普通の撮影とは違う世界なのかもしれないけど 自分的にはちゃんと出来るかドキドキしてとても楽しい。
ま。結果、面白ければ何でもよし。
例えば、すごいアクション映画だって そのアクションがワイヤーアクションでもCGでも 作品としての結果が面白くなければ意味ないわけだし。 写真家というよりも表現者になりたいね。
これでいいのだ。 そうだ。これでいいのだ。(自分に言い聞かす)
|