Deckard's Movie Diary
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2001年03月29日(木)  キング・イズ・アライヴ

 寒い雨降る中、予告編から気になっていた『キング・イズ・アライヴ』へ。コンパスの故障で誰もいない砂漠の真ん中に放り出された普通の人々。救助を待つ間に人間の本性が露わになっていく・・・・という、よくあるパターンの映画です。変わっているのは、遭難している人々でシェイクスピアのリア王の芝居をするのです。最初「なんだこりゃ?他にやることあるだろ!」なんて心の中でツッコんでいたんですが、だんだん分かって来ました。最初から映画的なリアルな手法で作られていたから騙されそうになったけど、この映画は舞台劇だと思って見た方がピンと来るのじゃないでしょうか?リアルでは絶対ありえない、芝居をするという行為など、まさに舞台っぽい話法だと思うのですが。だから、見終わって舞台劇的満足は感じます。カーテンコールがあるようなネ!映画だったら「彼等はこの後、どうなるんだろう?」なんて考えたりもするけど、全くどうでもよかったなぁ・・・。


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