Deckard's Movie Diary index|past|will
ジョゼッペ・トルナトーレの『マレーナ』。予告編の印象(年上の女性に憧れる少年というベタな設定)からあんまり期待していなかったんですけど、どうしてどうして、さすがにトルナトーレです。ベタな話しには違わないんですけど、この手の映画(少年はやがて大人に!)ではかなりの高水準。男としてはちょっと懐かしくもありました(苦笑)。ヒロイン役のモニカ・ベルッチ演じるマレーナは曖昧な感じですが、彼女を取り巻く人々はかなりワカリヤスイ人達なんです。で、それはトルナトーレの狙いなのでしょう。主人公の少年が心の中で感じたシーンが全て影像になっているんだと解釈しました。
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