蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2001年12月16日(日) 日曜日に

彼女とは毎週日曜日に会うことにしている。以前はほとんど毎日会っていたのだが、最近は忙しくてなかなか会っている暇がない。私たちは会うと、その1週間の出来事をお互いに報告し、また来週会うことを約束して別れる。

今日も庭で会った。彼女と私は向かい合わせに座って、束の間のおしゃべりを楽しんだ。私は仕事のグチを言い、それから「あなたの名付け親も元気よ」と、聞かれてもいないのに付け足した。彼女は年明けに孫が生まれると言った。そう言えば、先日娘さんを見かけた時に、お腹のあたりがふっくらとしていたような。

彼女との付き合いは3年目になる。「あなたと会ったのはおととしの11月だったよね。長い付き合いになったねえ。」などど話しかけているうちに、彼女は舟をこぎ始めた。人の話を聞きながら寝てしまったのだ。

風も冷たくなってきたし、そろそろ帰ろうかな。私は眠っている彼女を起こさないようにそっと家に入った。「それじゃ、またね、ベンジャミン」


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