蜜白玉のひとりごと
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八月に入ってすでに一週間。今日はこの夏一番の暑さだったらしい。腕ばかり焼けて、どんどん夏が過ぎて行く。
講習が始まってから、講習以外のことにはすごく面倒くさがりになっている。面倒というよりは、講習にエネルギーのほとんどを持って行かれて、夕方にはすでに電池切れ。もともとそんなに大量のエネルギーを保持している方ではないので、自然とその他のことが地味になる。月曜日から土曜日は学校と家の往復、寄り道はせいぜい図書館、日曜日はエネルギー補充と次の週の準備。地味に、着実に、そうしなければならない時もある。
講習で友達ができる。特に友達を作る努力はしていなかったけれど、なんとなく気の合う人と仲良くなったようだ。どうやら同い年のようで、考えていることも似ている。そして何より顔が似ている。ちょっと伏し目がちだと、私か彼女かどっちだかわからないはずだ。自分で言うのもおかしいけれど、よく見るとますます似ている。向かい合って話していると、ときどき鏡に向かって話しているような感じがする。唯一の違いは髪の長さくらいだ。彼女とは家が同じ方向なので、途中まで一緒に帰る。電車で、トーベ・ヤンソンの話とディック・ブルーナの話をする。他に、静岡の追分羊羹、梅園のごま塩大福、それから夏野菜カレーの話もする。とにかく、帰り道は二人とも、とてもお腹が空いていたということだ。
札幌の親友から暑中見舞いが届く。風鈴の絵柄がとても涼しげだ。今年は札幌も暑そうで、この分だと大通り公園のビアガーデンもにぎわっているのだろうなと思う(まだやっているのだろうか)。冷夏だと外でビールを飲むのは寒いのだ。もう何年も札幌に帰っていない。秋か冬には行こう。今年こそ。
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