蜜白玉のひとりごと
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昨日から編物をはじめる。編物はおろか、手芸なんてめったにしない。あまりの唐突さに、父も母も妹も単なる驚きを通り越して、心配そうな表情を向ける。「何かあったか?」「どうして編物なの?」「なんでそんなことしてんの?」私が編物をしちゃ悪いか。別にたいした理由はない。いつもと違うことがしてみたくなって、手っ取り早くはじめられるものとして思いついたのが、編物なのだ。
まずは、ウォーミングアップがてら、マフラーを編む。細かい作業は好きなので、一度編み始めると、楽しくてなかなか止まらない。どんどこ編む。ついつい夜更かしになる。マフラーが3分の2くらいできあがったところで、飽きてきたので、次にルームシューズを編む。だんだん形になっていく過程がおもしろい。
編物をしようと思い立ったのはいいけれど、どれくらい続くか怪しいものだったので、マフラーもルームシューズも家にあった毛糸で作った試作品。でも、編みはじめるとこれがなかなか楽しくて、しばらくは続きそうな気配だ。明日は新しい毛糸を買いに行こう。自分用の赤いルームシューズを作って、そのあとは三角ショールの予定だ。この前、雑貨屋さんで見たのがとてもかわいくて、それと同じようなのを作るつもり。はてさて、イメージだけで、ちゃんとできあがるのだろうか。
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