蜜白玉のひとりごと
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昨夜、マフラーが完成。作品No.1のこれはオフホワイトで、3辺にフリンジがついていて、首に巻くとショールみたいに見える優れもの(自画自賛)。友人Rとのデートにさっそく着用して出かける。評判は上々。ここだけの話、部分的に4目ほど減って、端がガタガタしているので、あまりじっくり見ることはお薦めしない。
デートに向かう電車の中で、昨日のひとりごとについて思いをめぐらせる。「クリスマス用カレシ」なんて作らない、だなんて、そう考えること自体がすでに消費文化に踊らされているんじゃないだろうか。ああ、いやだいやだ。どこまでも毒されている。
友人Rの知り合いのイタリアンレストランへ。手長えびのパスタなど、たっぷりのランチをいただく。食後のカプチーノは、ふわふわの泡の上にココアパウダーでおんなの子の絵を描いてもらう。あまりのかわいさに、しばらく見とれる。ランチの後はいくつか雑貨屋さんを見て周り、看板犬ビーグルのいるカフェへ。ここでは紅茶とケーキとスコーンをいただく。栗とクルミとレーズンのパウンドケーキがとてもおいしい。秋の食卓だ。
まだ10月なのに、私の手と足はもう冷たい。これから3月までこの末端冷え性に悩まされる。手袋をしても靴下をはいても、冷たさはあまり変わらない、強情な冷え性なのだ。冬の私の手は冷蔵庫とほぼ同じ温度。そんなわけで、風邪をひいて熱が出たとき、おでこを冷やすのにちょうどいい。熱いおでこにくっつけても、手はなかなか温まらない。さすがに「熱さまシート」には負けるけど。
どこかに、手がぽかぽかとあたたかくて、深町直人(江國香織著『流しのしたの骨』)みたいにやさしい人、いないかなあ。
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