蜜白玉のひとりごと もくじ|かこ|みらい
大学時代の友人8人で飲む。夜7時から始まって、終電近くまでたっぷりと飲んで話しこむ。1年に2、3回会うだけなのに、とても近くに感じる人たち。お互いの近況報告や、共通の友人の消息、これからのことなど、思いつくままに話す。テーブルを囲んで、8人がひとつの話題についてあれこれ思いをめぐらす。今回はみんな、それぞれの立場で穴に落っこちているようで、誰ひとりとして手放しで「幸せだ」と豪語できる人はいなかった。でも、いやなことがあった後には必ずいいことがあるはずだから、今の不調はたぶんこれから起こる「いいこと」の準備段階なのだ。じたばたせずに、嵐が過ぎ去るのを待てばいい。大きく飛びあがるためには、まず膝を曲げて姿勢を低くし、力をためこむ必要がある。
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