蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2010年08月11日(水) 暦の上では秋ですが、

8月もあっちゅうま。毎日暑くてギラギラ太陽に大汗かいて、40分近く歩いて職場へ行く。ひどい日はたどりつく頃には冗談じゃなく滝のような汗が首筋と背中を流れる。顔は真っ赤なゆでダコ。日傘を握りしめる手もじっとり熱い。この夏は先月から着替え持参で、始業前にトイレで着替える。脱いだ服は汗がぎゅっと絞れそうなくらい。部活みたい。昨年はここまで暑くなかったはずだ。気をつけないとめまいや頭痛のする日もある。歩いてきただけでバテてどうする。でも電車に乗っても同じくらい時間かかるし駅から遠いし結局歩きでいいや。

秋に大学の同窓会があるらしい。連絡もらって出席予定の返事をする。卒業して10年か。10年・・・、この10年何してきたんだっけ?いろいろあったはずだけど、たいしたものにはなってない。スカスカだ、自分。

ずっと会ってなかった人とは、今どこに住んでるの?から始まって、仕事は?結婚は?子どもは?と、ついついそういう話をふりがちだけれど、私からは一切聞かないことにしよう。だって自分が聞かれたくないから。子どもは?って聞かれても本当のところは言えないし言いたくないし(言ったらたぶん涙出るし、そんなところで泣いたらシャレにならん)、かと言って嘘をつくのも負けるみたいで(誰に?自分にか)腑に落ちないし、弁解も説明も愛想笑いもしたくない。ましてや人の話も聞きたくない。大変でさーって言われても今の私には自慢かノロケにしか聞こえん。・・・、本当はもちろん話わかるけど、私の心の邪悪な部分がそうさせない。だから、もっとちがう話、ネタ集めしておかなきゃ。

夏バテ、2ラウンド目。またもやごはん(お米)が食べられない。前回はお米が食べられないなあ、と気づいて1週間目で風邪をひいた。今回はおかずも何食べたらいいのか、何作ったらいいのか、わからない。レシピを見ても料理番組を見てもまったく響かない。スタミナ系もさっぱり系も飽きた。スーパーに行っても何買えばいいのか。桃、梨、ぶどう。フルーツにだけは目が行くものの、高いからあまり買わない。ごはん作ること自体はそんなに嫌ではないけれど、自分の食欲を頼りにやる気を出していたので、食欲がないとなるとやや面倒。

最近読んだ本は大竹昭子『ソキョートーキョー』で、これは大当たり。ひさしぶりにぐっとのめりこんで読んだ。集中力を取り戻す感じ。ソキョートーキョーって何かと思えば、「鼠京東京」こんな字。人間の世界と、隣り合うネズミの世界の話。物語の前半はすいすい、中ほどから混乱し始めるものの、カタカナ名前に弱い私でもついていける。何より先が気になる。そして心に留まるいいフレーズにもいくつか出会う。たとえ不器用でひとつのことしかできなくても、そのひとつにわき目も振らずに取り組んでいる姿はかっこいい。新聞配達の足音。潔さ、ということか。図書館に返す前にもう一回ちゃんとメモっておこう。


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