蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2010年08月22日(日) 蜜月終わる

ベランダのメダカがついに残り1匹になってしまった。今朝、餌をあげようとしたら細い方が底に沈んで死んでいた。死んだメダカは前にも増して目がギョロッとしてしらす干しのようだった。5月頃、メダカに次々とカビがはえてバタバタと死んでいった中、かろうじて生き残った2匹はたまたまメス(太っちょ)とオス(細いの)で、太っちょと細いのは蜜月のときを過ごしていた。細いのはもともと食が細くて、餌の食いつきが悪く、いつも太っちょに餌の多くを奪われていた。それがわかっていたから、別々に餌をあげたり工夫していたけれど、数日前から細いのがほとんど餌を食べなくて少し気になってはいた。まさか死んじゃうなんて。今残っている太っちょの1匹もよく見ればヒレにぼんやりカビのようなものがついている。

やっぱり今年は暑過ぎるのが原因だろうか。いつもと同じように夏はメダカの鉢をすだれで覆って直射日光が当たらないようにしているけれど、鉢の場所も壁側に動かした方がいいかもしれない。今まで洗濯物を干すのに邪魔だからずっと定位置だった。今度からは少しでも日陰に移動してあげよう。水が入っている鉢は重くて動かせないから、今度の水替えのときにでも(もしあと1匹が生きていればの話だ)。今日はとりあえず最後の手段で、水にほんの少しの塩を混ぜた。

梅雨前の寒さ、短くて雨の降らない梅雨、息つく暇のない猛暑、極端な天候は動物にもつらい。そういえば今年は駅近くのツバメもかわいそうだった。1回目の子育ては寒さで雛の成長が遅く巣立ちに時間がかかり、そのせいで遅く始まった2回目は巣から落ちて死んでいる雛や、巣から出てしまったものの戻れない雛を何度か見た。同じ巣でも雛の成長速度がばらばらで、いちばん小さいのがやっと巣立ったのはお盆休みの頃か。鳥となると放っておけないので、何度連れて帰ろうと思ったことか。でも渡り鳥を飼うなんてできないし、そもそも弱っている雛を育てることはとても難しい。落ちてしまうのもまた自然、手出し無用なのだとじっとこらえた。

先週あたりからセミの鳴き声が変わった。アブラゼミがぼとぼと道に落ちている。暑くても季節は少しずつ移っているようだ。


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