蜜白玉のひとりごと
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電池の日。十一月十一日、プラス(+)とマイナス(−)だからだそう。
ちらっと書いたAKBのこと。我が家のAKB歴は1年にも満たない。それまでは、みんな一緒に見える(区別がつかない)、また秋元康がなんかやってる、学芸会みたいだ、などとシラケた見方だったのだけれど。
それまでの「それ」というのは明確にはわからない。たぶん今年の春の「桜の栞」という歌を聴いたとき、おや、この子らはもしや?と心が動いたような気がする。「桜の栞」はおよそアイドルが歌わないような、いい歌だったのだ。女子校の合唱コンクールとかで歌うといいよね、としきりに相方に同意を求めた記憶がある。
みんな一緒に見えて区別がつかなかった子たちも、興味を持てば見分けがついてくる。AKB48は48人じゃなくてもっといる、とか、基本的なことからいろいろわかってくる。秋葉原のAKB劇場に行くほどではないけれど、AKBが出ている番組があれば見るし、新しい曲が出ればCD(+DVD)を買い、お風呂で歌う。あっちゃんやゆうこやさしこのブログも時々読む。そして熱狂的なAKBファン(特に男子)の様子をおもしろおかしく眺めては楽しむ(これはやや斜めな見方か?)。
我が家のAKBの楽しみ方が世間と比べてどうなのかピンとこない。私と相方でも入れ込みようが少し違う。私は相方のおこぼれで楽しんでいると言ってもいい。私は握手会には行かない。でももし握手会の券が5枚あったら誰と握手するかを相方と言い合って遊ぶことはある。CDを買うと1枚ついてくる握手会の券は、だから5枚あるなんていうのはもちろん「たとえば」の話で、こういうくだらないことを言い合って笑うのは何かと似ているなと思って、それが何なのか思い出せない。
売り方がどうとか金儲けだとか汚いとかいろいろ言われているけれど、気に入らないならそれに加担しなければいいだけのことで、彼女たちの「アイドルたるべく」健気な頑張りぶりは、それとは独立して楽しく、そして儚い。
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