思うこと
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2008年04月16日(水) 文化的虐殺とは

 文化的虐殺とは具体的に何かと言われても、日本人はピンとこないことだろう。その最も最たるものは相手の言語を奪うこと。白豪主義下のオーストラリアで行なわれた、アボリジニに対してのものが、最も徹底していて有名。子供が生まれて乳離れする頃、両親のもとから引き剥がし、英語を話す白人に引き取らせる。義務教育を終えるまで両親から隔離してしまうと、もはや英語しか喋れなくなる。年長者から年少者へと伝えられる筈だった諸々の文化が、意思疎通がままならないことにより伝わらなくなり、文化がそっくり断絶。

 ダラムサラに亡命してくるチベット人の子供は最近は中国語しか喋れない子が増えてきたということを嘆く文章が、亡命政府のホームページに載っていましたよ。

 あまりに残酷で見るにたえないんだけど、手っ取り早く知りたい人は
「仏教を信仰している民族が “大華国” に弾圧されているという設定の漫画」という検索キーワードで検索してくれ。ようつべ動画でも見れる。
勿論タダだ。


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