小春日和。
お昼休み、外で壁にもたれて座りながら、 職場の人と二人で他愛も無い世間話をしていると、 どこからともなく小さな子供が走って来た。 広い駐車場(150台とめられる)の隅っこから まだ二足歩行を覚えたばかりの子供が、ものすごい 勢いで走ってくるのだ。親らしき人物は見当たらない。 ただ、走っているだけでない。
ものすごい笑顔。 やがてあたしたちの目の前までやってきた。 言葉はまだ、しゃべれないようで、 何を言っているのか意味不明だけど、 とにかく人なつっこい子供。 やがて駐車場の隅から、その子供の祖父と思われる 男性がやってきた。犬を呼び寄せるように名前を呼びながら。 それでもかまわず、その子はあたしと職場の人の間に よちよち、どっこいしょと座る。 ちょっとおかしな光景。 まったくの赤の他人が三人、親子みたいに座ってる姿。
すこぶる可愛い子供の姿に、 子供、欲しいかも、と思ってしまった。 けど一人じゃ…作れないじゃん。 というわけで挫折しましたとさ。
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