蛍桜

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もしかしたら

パソコンの整理をしてたら
懐かしい音楽がたくさん出てきて
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ランダムに流しながら
再びパソコンのお掃除

流れてくる曲、どれもが
思い出をたくさん含んでいて
ずっしり、重くなる


最近聞いていた曲は、いい曲だったけど
やっぱり、思い出がなかったから、それだけだった

過去になったものもあれば
まだ、過去に出来てないものもある
過去に出来てないものを思い出すたび
整理できてない自分の胸の中がごちゃごちゃ動き出す

何か、区切りをつけなきゃいけないのかもしれない
でも、そんなこと、私はきっとしない
本当にしなきゃいけない時は
そういうきっかけがあるはずだから

その鈍く痛い思い出を
だけども淡く幸せだった記憶たちを
もう少し、抱え込みながら
重い、重い、って泣きながら
生きていこうと思う


思い出には、したくない

もしかしたら彼はまた、笑いかけてくれるかもしれない
一緒にバカな話ができるかもしれない
雪を見せてくれるかもしれない
もう、声は聞こえないけどずっと私の心に住んでいるんだよ
なんでだろう、消えないの
ずうずうしいね

もしかしたら彼女とまた、会えるかもしれない
一緒に冬の海へ行ったこと、覚えていてくれているかもしれない
あんまり図々しく近づこうとすると、きっと逃げられちゃうと思って
全然近づけないでいるけど、それでも生きていてくれるだけでいい
欲を言えば、私との悪い思い出より良い思い出が多いとうれしい

もしかしたら彼はまた、気が向いてメールをしてくれるかもしれない
私と過ごした時間を、否定しないでいてくれるかもしれない
いっぱい悩ましたけど、いっぱい困らせたけど、
それを出来るだけ表に出さないように頑張ってたこと知ってるから
そこに付け込んでやさしい言葉を待っていただけだからあなたは悪くない
私が神奈川に引っ越しして戸惑ったかもしれないけど
まだ過去に出来ないから、私からは笑ってメールは出来ないや
ごめんね

もしかしたら彼女はまた、お話を聞かせてくれるかもしれない
やさしい声で、やさしい言葉をつぶやいてくれるかもしれない
あなたの味方だよ、ってまた言ってくれるかもしれない
いつの間にかいなくなって、裏切られたって思ってた
だけどあなたはいつも完璧で、ほんわかしてて、天使みたいだった
好きな人と、幸せになれた?
知ってる?あの子が、死んじゃったんだ
一緒に、悲しみたかった

もしかしたら彼はまた、あっけらかんと話しかけてくれるかもしれない
また弱いところを、見せてくれるかもしれない
きっと心の中ではいろんなこと考えてるはずなのに
男らしくって、私には見せようとしなかった
だけど私が泣いて電話をしたときは
深入りをせず慰めてくれた
あの時どん底だったからすごい救われたんだ ありがとうね



2009年10月08日(木)

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