蛍桜

≪BACK TITLE LIST NEXT≫

言いたい言葉はたくさんあるのに

私は頑張れてるのかな
誰かが認めてくれるのかな
このまま歩いていてもいいのかな
今に不満があるわけじゃないけど
本当にこれでいいのかな

迷っていても、悩んでいても、どうしようもないんだけど
私は何か大切なものを置いてきたんじゃないのかな

それは私がいくら努力したって
置いてこなきゃいけなかったものなのかな

もしあのとき、努力してたら
ずっと持っていることができたのかな

いくらそう思ったって、過去を変えることはできなくて
今を変えるしかないわけで
だけど、今、何をするべきかっていう答えは出ないわけで
とにかく、願うだけで

行動するほど、究極に手に入れたいわけじゃない
ないならないで、しょうがないって思う
それは自分の意思で置いてきたものだったり
それらの意思でついてこなかったものだったり

その時その時の最善を選んでの今があるわけだから
それを覆すことは、したくない

「今」の選択の中に
それをもう一度手にすることができるチャンスがあったとしたら
それは本気で考えるけど

でも、やっぱり
他のものと天秤にかけたとき
私はそれを得ようと思えるかな?

得たい、得たいのはもちろん得たい
だけど、それを得るために何かを捨てることが、はたして出来るのか

それが正しいのか?

やっぱり、私はそういう選択が苦手みたい
いっつも適当だ

適当に生きてきてても、どこかで選択はしてきてる
その中で得たもの失ったものがあって

だから、失ったものが、本当に私にとって必要なら

そして、それにとっても私が必要なら

また適当にうだうだしてる間に
もう一度めぐり合うんじゃないだろうか
なにもかものタイミングが重なりあって
私は他のことを気にせずそれに手をかけれるんじゃないだろうか
みんなは都合がいいっていうけど
私はそうやって生きてきた

手に入った時私は、どう思うのだろうか
泣いて喜ぶ?
手に入ったことを信じることができない?
分からないけども
また手を離す日が来るかもしれないけど
それまでは、最善の努力をするよ

永遠なんて幻想なんだよ
そんなの、ないの
でも、作ることなら出来るの



ねぇ、もう二度とあなたとの時間が重ならないとして
タイミングなんて一秒も合わないとしても

私は一方的に、あの時間を、あの空気を感じに行くよ
それは、私が決めたこと

あなたはもうそこにいないかもしれない
あのころとは景色も、空気も変わっているかもしれない
だけどそれでも、その場所を私はカメラに収めたいから
そうやって、あの時、私がお礼参りという名の放浪をしていた事実を
記憶に焼きとめて、去っていくよ
それから数カ月は、また悲しくなるけど
そのあとはきっと、過去になると思うんだ
さようならが出来ると思うんだ

今までありがとう、って言いたいんだ
大好きだったよ、って言いたいんだ

だけど一方的じゃちょっと悲しいから
そこに私が行った痕跡を残してくるんだ
これは私の自己中な考え

ずっとずっと大切に持っていたあの粉を、返しに行くんだ
縁を切ったあの日に割れたあの瓶は
まるで私たちを表してると感じたよ

だから、私がずっと持っておくよ

なんでこんなの持ってるの?って聞かれた時はなんて答えよう
言葉じゃどうしようもないくらい
とっても大切なものなんだって
絶対捨てちゃいけない気がするんだって
そういう気持ち、なんて伝えたらいいんだろう?
なんて名前つけたらいいんだろう?

おばあちゃんになっても、あの瓶を持っていたら奇跡だね
私のことだから、どこかで切り替えて、捨てちゃうかもしれないけど
おばあちゃんになっても、もし持ってたら
その時どこかで会えるかもね

それくらい、奇跡だよ

泣きそう

2009年10月09日(金)

≪BACK TITLE LIST NEXT≫

 

My追加メール

My追加

enpitu skin:[e;skn]

 

Copyright (C) 蛍桜, All rights reserved.