ひとひらの想い

2004年04月05日(月) 変えられないもの

友達と4時間もしゃべっちまった。
お互い、かかえるものも増えましたな・・・。
10年前の私達は、もっとシンプルで何もなかった。
その日、これからのコトだけ考えていれば良かった。

夕食の時、先日日記に書いた親戚の子がうちに来ると聞いて唖然。
いろいろ言いたい事が山のようにある。
だけど、それを言ったところでどうなるわけでもなく
私の気も晴れないだろうと。
これからも憎んでいくだろうし、そんな私を裏目に
自分の幸せだけを考えていくだろう、その子。
何より、私がいるのにこのうちに来ること自体が、その証拠だ。
御祝儀でももらいに来るのか。
だけど、お祝返しなんて言葉は知らないんだろうな。
別に知らなくてもいいさ。
外国では知らなくても生きていける。

ぼろぼろになったあの子。
今でもあの頃を思い出すと、夜も眠れないそう。
悔しくて切なくてやりきれない。
そんな気持ちなんだろう。
嘘もつかれ、ごまかされ、うまくだまされた。
それでも信じようとしてた。
でも、信じすぎたのかもしれない。
「信じなければ良かった」最後の言葉だった。

何も知らない大勢の身内達がどんなに祝福をしても、私だけは出来ない。
今が大事、というけれど、過去がなければ今もないわけで
どんなに今、立派な大人になっていようとも
やはり私は「おめでとう」とは言えない。
未来は変えられても、過去は変えられないのだから。
その過去に、今でも苦しんでいる人がいる限り。


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