この日、我が家の愛ハムスターが急死しました。
朝から年賀状を買いに、私はコンビニと本屋さん回りをしていました。 その間、いつものようにケージごとハムをコタツの中に入れていました。 帰ってきて少し部屋の片付けをし、お昼ご飯を食べた後、私の親戚宛ての年賀状を作っていました。 その辺りまで、確かに給水器から水を飲む音と、ケージの金網をかじる音がしたのです。 でも、忙しさにかまけて姿を見ようとはしませんでした。 昨日、元気よく部屋中を走っていたし、いつものようにコタツの中で遊んでいたから。 今から思えば、コタツの中からケージをかじるのは、ご飯が食べたい合図。 それでも、ビスケットタイプの餌がまだ餌箱にはあったので、特にはあげませんでした。
年賀状は手書きにしてしまったので思いの他時間がかかり、急いで洗濯物の片付けをしていると、今度は食材の配達が。 8時からクリスマスディナーの予約をしていて、6時半ごろまでに家を出なければならず、その時間も差し迫っていました。 急いで化粧をして着替えて、ヘアセットをして、この日ハムのことをまるで考えていませんでした。
出かける前になってようやくケージを覗いたものの、ティッシュと綿にまみれて ハムの姿はありませんでした。 その時に、ちょっとでもそのティッシュをどかして見ていたら、まだ間に合ったのかもしれません。
ディナーから帰宅したのは、11時半ごろ。 ふっと私が「今日、ハムの姿見てないよ」と冗談っぽく言うと、彼がコタツをめくって ケージの金網を開けました。 すると、いつもなら眠そうな顔をしてこっちを見るのに、横たわったまま 静かに目を閉じて動かなくなったハムの姿が。 しばらくぼーぜんとする私達。 その後に襲ってきたのは後悔の念。
どうして朝、ちゃんと見てあげなかったんだろう。 どうしてケージをかじっていた時、出してあげなかったんだろう。 どうしてティッシュをどかして見てあげなかったんだろう。 どうして、どうして・・・。 最近は大好きなヨーグルトもキャベツもあげていなかった。 美味しいヨーグルトを注文したばかりだったのに。 ドライフードばっかりで、つまらなかったのかな。 コーヒーに入れるクリームも好きだったね。 太り過ぎは良くないと、ずっとあげなかったよ、ごめんね。 きっと、大好きな物、いっぱい食べたかったよね。
外に出れば、走り回って椅子の脚に頭をぶつけたり、ラーメンどんぶりの中に落ちたり、私がいつも着てるカーディガンをよじのぼって肩まで這い上がってきたり、いつもいつも私達を笑わせてくれた。 ずっと家にいても、この子のおかげで毎日やってこれた。 夜中に眠れなくて居間にくると、「どうしたの?」て顔で出てきてくれたこともあった。 その存在がとてもありがたくて愛しくて、私も彼もいつも癒されていた。 一日、何度もこの子の話をして笑った。 それなのにそれなのに、最期を看取ってあげられなくてほんとうにごめんなさい。 気が付かなくて、ほんとうにごめんなさい。 好奇心旺盛でも、気がちっちゃくて怖がりだったから、きっと不安だったろうね、寂しかっただろうね。 そのことを思うと、ほんとうに涙が止まらないよ。 長生きだったから、それなりに覚悟はしてたけど、最期だけは看取ってあげたかった。 こんな家族で幸せだったかな、もっともっと長生きしたかったかな。 もっと長い時間、一緒に居たかったのにごめんね。
2年7ヶ月、側にいてくれてありがとう。 幸せな時間を、ありがとう。
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