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■ 愛
誰かが言ってたっけかなぁ〜 愛されたきゃ、自分から相手を愛せと。 愛を欲しがってるだけじゃダメだと。 人を愛することで、自分をも愛されると。
無条件に親から愛されて育った人には、わかんないだろな。 愛が信じられないことを。 喧嘩しながらも、何だかんだ言いながらも、お互い助け合って心配しあって、やっていくのが親子ってもんだよと言った人がいたね。
そんな愛、いったいどこにあるんだか? 信じたところで、それを確かめる術はなし。 信じたふり、愛されてるふり、愛してるふり…
嫉妬なんかしないよ。 元々、そんなもの得られないってわかってるから。 私には無縁な世界だって知ってるから。
純粋無垢に、人を疑うこともなく、愛に満たされた笑顔。 泣いたり怒ったりしても、そこには揺るぎない信がある。 私は笑うしかない。
ただ笑うしかない、人前では… でも一人になると、能面のように無表情なんだ。 無のようでいて、無ではない。 だけど、何もないんだ。
ただ決められた日常を送るだけさ。 淡々と、幸福そうに笑いながら、毎日を過ごすだけさ。 自分で自分を褒めながら、けなしながら、諭しながら、抑えながら、慰めながら、呆れながら、見つめながら、流されながら… そして、年を取る。
群衆の中で笑いながら、ただ一人…
2005年05月23日(月)
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