凱旋門賞〜マンハッタンカフェの敗因。 - 2002年10月06日(日) 凱旋門賞に挑戦したマンハッタンカフェは、13着に惨敗した。 大舞台に強い馬だし、母系にサドラーズウェルズが入っているので、けっこうやれるんじゃないかと期待していたんだけれど、残念な結果になってしまった。 敗因としては、休み明けと欧州の芝が合わなかったということなんだろうなあ、きっと。それにしても、13着とは。 今回のマンハッタンの挑戦には期待しつつも、もし勝ったらどうしよう? という一抹の不安(と言ってしまっていいのだろうか?)もあった。 日本競馬の夢である、凱旋門賞制覇を果たす馬が、マンハッタンカフェでいいのかどうか? エルコンドルのときは、2着で残念と思いつつも、ホッとした部分もあったのだ。日本調教馬とはいえ、あんまり日本で走っていない外国産馬に夢を果たされたら、なんとなく拍子抜けしてしまっていたような気がする。 それは、カブレラの56号にたいする感情と類似したもの。 差別的と言われるのは承知の上で、やっぱり偉大な記録は、偉大な人に持っていてもらいたいと思うのだ。 ナリタブライアンかテイエムオペラオーなら、たぶん諸手を挙げて応援できていたんだろうけれど。 しかし、凱旋門賞にばかりこだわるというのは、実はおかしな話で、基本的に日本の軽い芝に適性がある馬というのは、ロンシャンのコースには不向きなんじゃないかという気がする。弱いから勝てないというより、コースに不向きなタイプの馬だった可能性も充分ある。 もちろん、エルコンドルパサーやドバイミレニアム・クロフネのように、芝でもダートでも大丈夫というタイプの馬も稀にはいるのだが、実力+適性の有無という要素もあるに違いない。 海外でより実績を残しているステイゴールドやエイシンプレストンのように、日本国内ではかなわなくても、海外コースならマンハッタンより強い馬というのは、確実にいそうな気がするのだが。 でも、一叩きしていれば、もうちょっと違った結果になったような気がするんだけどなあ… シルフィードには、まだ遠い。 ...
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