では、カブレラに56号を打たせてやったら満足?「H・R」 - 2002年10月10日(木) 今日の日刊スポーツの記事から。 「何で勝負しないんだ!」。伊原監督は三塁コーチスボックスから直後にマウンドに向かった藤田投手コーチを怒鳴り上げた。「この試合(チームの)勝ち負けを見にきている人は10人もいない。みんなカブレラのホームランを見にきているんだ。優勝も(西武とオリックスの)順位も決まっている。せっかくパ・リーグを盛り上げようとしているのに」。名指しこそ避けたが、試合後もかつての教え子である石毛監督に強い不快感を示した。 怒っていたのは、ほとんどが左翼席に集中した1万6000人の観衆も同じだった。マナーの良いことで知られる神戸のファンだが、吉原が立ち上がると、左翼席からは、容赦なくゴミ袋やメガホンがグラウンドに投げ入れられた。「ファンにもホームランを見せられなくて残念だ」。カブレラも、期待に応えられなかったことを悔いた。 〜〜〜〜〜〜〜 カブレラ、第五打席は敬遠。 球場に来ているファンは、確かにカブレラのホームランを観に来ている人が多いでしょうからブーイングも当然ですが、これは、当然の作戦だと思います。 3点負けていて、9回の表で2死2塁。バッターは、カブレラ。これは、勝とうという意思があるなら、当然敬遠の場面でしょう。勝負して打たれたら、単なるバカです。 伊原監督も「何で勝負しないんだ!」って、逆の立場だったら勝負しないでしょうに。 もちろん、伊原さんのことですから、承知の上で「怒っているフリ」をしてみせているんじゃないかなあ、とも思えるのですが。そのくらいの計算はしているはず。 「ファンは、カブレラのホームランを観に来ている」 確かにその通りでしょう。でも、それならど真ん中に投げて打たせれば、みんな納得するんでしょうか? そんなの、かえってしらけるだけ。 メジャーリーグは、野球を楽しんでいるといわれていますが、オリンピックを観てもわかるように、いちばん盛り上がるのは、どうしても勝とうという意志の「真剣勝負」だと思うのです。 それ以外の打席は、きちんと勝負していますし、この敬遠は妥当な作戦だと思いますよ。去年のダイエーの全打席敬遠みたいなのは、情けないとしかいいようがありませんが。 消化試合だからといって、勝負に行くという姿勢は、けっして間違っていないと思うんだけどなあ。 あとひとつ、昨日「H・R」を観たんですが、僕はただひたすら、酒井美紀ちゃんの質問に答えたくて仕方ありませんでした。 あ〜もどかしい! ...
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