マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

テキストサイトの掲示板の存在意義って? - 2002年11月10日(日)

 掲示板というのは、サイトにとって必要不可欠なコンテンツなのだと、ずっと思っていた。
 でも、最近は無くてもいいのかな?という気もしてきているのだ。
 実際、テキスト系のサイトには、掲示板が無いもしくは無くしてしまったところもけっこうあるし、リドミ等のアクセス数から考えるとかなり人が来ているはずのサイトでも、掲示板はガラガラだったりする。
 書き込みやすいサイト、書き込みにくいサイトというのは確かに存在していて、あまりに論旨としてまとまっているサイトには書き込みにくいし、常連さんがガッチリ固めているサイトというのも書き込みにくい。
 サイト管理人の立場からすれば、掲示板が盛り上がっているとサイトというのはうらやましい一方、こんな書き込みにもいちいち相手しないといけないのか…と思うことも多い。

 書き込む立場からすれば、「こんなこと書いてバカにされないかなあ」と思うし、書き込まれる立場からすれば「何か書いて欲しいんだけど…これは宣伝?これはレスが返しにくい内容だなあ…」とか、悩みの種は尽きない。

 ごく一般的なテキストサイトの掲示板は、けっこう閑散としていることが多い。でも、それも仕方がないことなのかもしれない。
 
 だいたいの読者は、テキストサイトの内容を読み流している。
 たとえば、新聞を取っている人のなかで、読者投稿欄に意見を送り続けている人の割合って、ほんとに微々たるもの。ネットでは、手間がかからず意見が送りやすいとしても、リアクションの割合、とくに管理者にとって嬉しいリアクションの割合は限られているものなのだ。

 これはもう、「友達は欲しいけど、向こうから『友達になろうよ!』と気軽に言ってくるような奴は嫌だ」と言いながら、ずっと友達ができるのを待っているのと同じ。
 掲示板にどんどん書き込みをして欲しいけれど、掲示板に気軽にわけのわからんことを書いてくるような人にはかえって違和感を感じてしまうという、アンフレンドリーな管理人の悩みっていうのは尽きることがない。

 
 


 


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