マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

マイルチャンピオンシップで、一番ついていなかった奴。 - 2002年11月17日(日)

G1開催の日曜日恒例(涙)の企画、G1悔悟録の時間です。

 もう馬券は買ってしまったあとだったので、どうしようもないけれど、テレビでパドックのアドマイヤコジーンを見たとき、ちょっと悪い予感がしたのだ。
 なんだか、やたらと厩務員に甘えていた。
今回のマイルCSだが、僕もアドマイヤコジーン軸という、レース中叫びようもない買い方をしてしまった。
 今年のこの馬のレース振りからみて、まず連を外すことはないだろうと思っていたのだ。逃げ馬不在でハイペースにもならないだろうし、ちょうど去年のゼンノエルシドのようなレースをするのではないかと予想していた。
まあ、何か切れる馬にやられることはあっても、2着には…
 結果は、まったく行きっぷりが悪い7着だったのだけれど、もちろん前述したように引退が決まっていて、周りの気持ちが「とにかく無事に…」という方向に傾いてしまったのかもしれないが、後藤JKも、断然の一番人気に「大事に乗らなくては」という気持ちが強すぎたのだと思う。
 後から考えてみれば、今年のこの馬のレースは馬群でもまれることがなかったわけで、今日のレースは、乗り役が慎重になったあまりに後手後手を踏んでしまい、結果として馬群にもまれて先行しきれず、切れるというより長くいい足を使って後続を封じるという、この馬のレースができなかったのだろう。
 でも、アドマイヤコジーンを買ったことは後悔しようがない。同じ状況に立たされれば、自分がトウカイポイントの馬主でもないかぎり、買わない。
 「前走は不利がなければ突き抜けていた」とかいうけれど、その手の話を全部真に受けていれば、今日のメンバーで馬券なんて絞りきれるはずもない。
 それをいうなら、グラスワールド急上昇!だって同じレベルの話なわけで。富士Sでいうのなら、いちばん強かったのは間違いなくメイショウラムセスだ。
 今日のメンバーで、可能性の話をしはじめたら、いったい何点買わなければならなかったことなのだろう。僕はアンカツ・京都でテンザンセイザとエイシンプレストンは買ってたんだが。
 要するに、トウカイポイントにとって、今日のレースは結果として嵌ったということなのだ。それもまた競馬。たぶん、パラレルにテンザンセイザが勝つ未来図もあったはずだし、もちろんアドマイヤコジーンが勝つ未来図もあったはず。

 しかし、馬券が獲れなかったのはともかく、こういう荒れるレースだということが予見できなかったのは悔しい。例えば、天皇賞・秋のように、同じ外れでも「予想は完璧だったが、結果が悪かった」と悔しい思いをすることもある。
 でも、今日のレースは、予想そのものが間違っていた。
 荒れると踏んでトウカイポイントを拾えていなかったのなら、それはそれで諦めもつくのだが、堅いと思い込んでいたのだから、どうしようもない。
 それにしても蛯名、人気薄で勝ったときにスタンドにガッツポーズすると、喧嘩売られたみたいでムカつくのでやめてください。
 あと、後藤君は、乗り役自体を辞めたほうがいいと思います。今日の内容は、下手どころか酷い。木刀で殴ってやりたいくらいだが、どうせアドコジが連に絡んでもトウカイポイントなんて持ってないからもういいです。

今日の教訓。
(1) 後藤のG1での人気馬は、疑ってかかれ(ローズバドで学んでないぞ、俺)
(2) 引退が決まっている馬は、信用しすぎないほうがいい(タイキシャトルだって、負けたじゃないか、よく考えれば)
(3) 一叩きしたからといって、次走が必ずもっとよくなるとはかぎらない。
(4) 競馬なんてアテにならないギャンブルに、あまり多額の金を賭けちゃダメだ。

 ほんとうは、アメリカでロブスターを沢山たべたから、エビのたたりにあったんじゃないかなあと思っているのだが。
 
 しかし、今日いちばんツイテナカッタ奴は、トウカイポイントかもしれない。
 せっかく一世一代の激走(僕はこの馬が今後G1で連に絡むことは、2度と無いと思っている)をして、G1馬になったにもかかわらず、この皇帝の孫であり帝王の子供である馬は、セン馬なのだ…



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