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「毎日更新すること」の恍惚と不安。 - 2002年11月28日(木) かの有名な「九十九式」の連続更新が、2年ぶりにとぎれるという。 むしろ、休むことより2年間も休まず続けてこられたことに敬意を表すしかないのだが。あれだけの質のものを毎日生み出し続けるのは大変なことだ。 たぶん、飲んだくれて更新するのがキツイと思った夜もあっただろうし、時間はあっても最初の一文が書けないということもあったはず。 僕の表サイトの日記も、基本的に毎日更新の方針で、もう1年近くになる。 もちろん、ウチは諸事情で更新できない日もあったし、先日アメリカに行ったときには、ついに日記の日付上の連続更新すらストップしてしまった。 たまに「よくそんなにほとんど毎日更新できますね」と言われるが、実は、毎日更新し続けている間というのは、そんなに苦痛ではない。もちろんそれは、読者から過剰なプレッシャーをかけられることのない小サイト故なのかもしれないけれど。 実際、毎日更新していると、どんどん文章を組み立てるスピードが速くなっていく。「毎日なんて、書くネタがなくて書けない」と言われたりするけれど、毎日書いていると、日常生活に書かなくてはならないイベントが存在しない日には、好きなことが書ける真っ白な画用紙を渡された子供のような気分になることもある。 ネタがない日のほうが、楽しかったりするものだ。まあ、これはもともとネタ系でない日記の特権なんだろうなあ。「笑わせないといけない」となると話は違ってくるだろうし。 むしろ「書いてるのが日常」で、書かない日なんかは、どうも気になって仕方がなかったりするものだ。僕もアメリカ旅行先のデモ用のパソコンで、何度自分のサイトに行ってみようと思ったことか。 だいたい、日本語が使えないパソコンで、更新しようもないのだどさ。 石川啄木風にローマ字日記、なんてのも、ねえ。 5日ぶりにトランク抱えて家に帰って、早速パソコンの電源を入れたもんなあ。 別に、世界は何一つ変わっちゃいなかったけど。 というわけで、僕は2年も更新を続けられていたミヤモトさんは、すごい! と思うと同時に、この空白の1日のミヤモトさんの心境にものすごく興味があるのです。 きっと、1日中「あっ、面白いこと思い浮かんだ!」とか悶々とされているんじゃないかなあ、などと想像したりして。 ...
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