マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

「はじめて心から守ってあげたいと感じた女性」って、何人目? - 2003年01月14日(火)

 昨日、宇多田ヒカルが久々にラジオで喋って、結婚秘話なんてのを公開したらしい。
 プロポーズは”Will you marry me?”
 紀里谷さんは、宇多田さんのことを「はじめて心から守ってあげたいと感じた女性」と以前コメントしていたけれど、僕がこれを聞いたときに思ったのは、「たぶんこの世界のどこかに、彼のこの言葉を聞いて深く傷ついている女性が何人かはいるだろうな…」ということだった。

 彼の30代前半という年齢と華々しい経歴、スタイリッシュな容姿を考えれば、宇多田ヒカルが最初につきあった女性であるはずはないだろう。
 「彼は、私のことは『心から、守ってあげたい女性』とは思ってなかったのね…」と涙を流した女性が、きっといたのだろう。もしくは「彼のあの言葉はウソだったのね!」と怒ったか。
 
 恋愛なんてのは、どう転んでも100%すべての人が幸せになんかなりっこないものなのだ。ある美しくて気立てのよい女性が幸せに結婚すれば、彼女に懸想していた男が枕を涙で濡らす。

 「誰かを不幸にしてでも自分が幸せになる!」という強い衝動こそが愛の本質だということは、古いキリスト教の教えにもあるくらいなのだし、結局、「恋は戦い」なのかもしれないけれど。
 
 そんな言葉の端々が気になる僕は、30過ぎてもまだ独身。やれやれ。
 


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