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ボラ!ボラ!ボラ! - 2003年02月11日(火) 立会川にボラの大群、というニュースを見て、小学校のころ友達と釣りにいったときのことを思い出した。 そのときは堤防釣りをしていたのだけれど、絶望的なくらいに釣れなくて、文字通り竿を巻いて自転車で帰路についたのだけれど、帰り道の途中の川で、妙に魚影が沢山見える川があって、僕と友人は、そこで竿を垂れてみることにした。 するともう、まさに入れ食い。餌をつける暇もないくらい。 でも、最大の難点は、釣れた魚がみんな、ナマズの細長いやつみたいな、あまり見栄えがしない魚だったことだ。 そうやって釣っているうちに、クーラーが一杯になってきて、さらに上流から蛇が流れてくるという衝撃の事件が起こり、僕らは自転車を全力でこいで家に帰ってきた。 そして、僕はその釣果を家で疲労したのだけれど、母親は「この魚、気持ち悪い…食べられるのかなあ」と悩んだ挙句、知り合いの寿司屋に持って行ったのだが、寿司屋の大将は、「この魚、皮が硬いし、食べるのは難しいんですよねえ。でも、なんとかしてみますよ」と言って引き取ってくれたらしい。「煮ても焼いてもゴリゴリ」なんだとか。捨てられちゃったんじゃないかなあ、きっと。 その魚が「ボラ」だったのだ。 だから、このニュースを聞くと、なんだかそのときのことを思い出して、ボラに申し訳ないような気がしてならなかった。 あんまり釣れすぎる釣りには、ロクなことがない。 ...
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