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「新撰組!」のキャスティングへの違和感。 - 2003年02月27日(木) 来年のNHK大河ドラマ「新撰組!」の主役にSMAPの香取慎吾が決定したらしい。 沖田総司役には、藤原竜也の名前が挙がっているのだとか。 この「新撰組!」は、三谷幸喜脚本で、幕末の新撰組を「立身を目指した若者たちの青春群像」という切り口で描こうというものらしい。 確かに、当時の隊士たちは、みんな現代の感覚でいえば若者で、局長の近藤勇ですら、最後に斬首されたのが35歳であるといわれているくらいだ(もちろん、近藤より年嵩の隊士もいたけれども)。 歴史の正邪というのは、その後の時代の流れによって決められる面が強いから、新撰組も薩長も、歴史を自分の手で変えてみたいという幻想に捕らわれた人々(あるものは、生活のためだったかもしれない)であったという点には、あまり差異はないような気がする。 しかし、藤原=沖田は頷けるけれど、近藤=香取は、ちょっと違うんじゃないだろうか? もちろん、その違和感を狙ってのキャスティングだということはわかるけれど、三谷さんの個人的な好みが反映されている部分が多いのだろう。 同じ違和感でも、「壬生義士伝」の斉藤一=竹中直人は、意外にも、「えたいのしれない感じ」が伝わってきて良かったのだけれど。 いや、僕が一番心配しているのは、ダウンタウンの浜ちゃんが坂本竜馬役で主演し、鳴り物入りで始まってコケた、「竜馬におまかせ!」の二の舞を大河ドラマでやってしまうんじゃないかなあ、ということなんだけれど。 キャスティングというのは、「自分が好きな役者を使う」でいいのだろうか? それに、藤原竜也が香取慎吾の手下には、どうしても見えん… (藤原のほうが偉そう…) ...
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