―No,―

2004年04月30日(金) 透明雪

腐乱して逝く身体
交えたことは既に無い
頭に在るのはあの人ばかり
徐々に空虚になって逝く

他の選択肢は選びたくなかった
朦朧として逝く意識の中でも
傍に居るのが哀しくて
悲哀ばかりの世界が疎ましくて

解らないままで居て欲しい
過ごしたのは二度と来ない冬まで
時は僕らで止めたのだから
縋るのはやめよう

全て否定したとしても
雪の上を歩くことはないから
銀世界に足跡は残せない
振りかえることない哀だから


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まじゅ

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