冷たい眼を投げかけた 陰が陰を呼び乱反射する這いずる舌 感触ばかりが焼き付いて声が出ない程のつまる感情が渦巻く時に優しく甘く開いた傷口からは流れた跡しかなく冷えた手で触れる度 皮膚に浸透する大声で泣いていた夢の中 現実ではただ凝視のみいつもより鮮明過ぎていた 出来すぎた完成品 恥じらいから泣けないというのは幸せなことだね現実から引き離れようとする僕を引っ張って離さないのはやはり君なんだね